9月18日(土)14:00~16:00
於:いわき明星大学 人文系館3ー102講義室
「意識と無意識の心理学ー自分の心の気づいていないところー」
講師:いわき明星大学 人文学部 心理学科 准教授 大原 貴弘先生
●私たちは自分の心の働きに気づいていない
意識:心の働きで自覚できる部分(顕在処理)
無意識:自覚・コントロールできないが行動などには影響を及ぼす部分(潜在処理)
→私たちは、自分の身に起こっていることや自分自身のことについて、ほとんど気づいていない
(意識しているものは氷山の一角)
●選択・評価の「本当の理由」を意識できない
好きは自分の預かり知らぬところ(無意識)で形成
選択・評価の原因を直接意識できないので、「後付け」で解釈していることも多い
気づかぬうちに選択・評価は操作されているかもしれない
●意識できないけれど、選択・評価できている
気づかないところで、無意識は頑張っている
1)意識できなくとも、迅速かつ正確に評価・選択
2)プロフェッショナルな場面では無意識が勝敗を決める(例:スポーツ、将棋、創造的仕事)
3)経験の積み重ねで無意識は活きる
意識できない心の原理:接近ー回避欲求
⇒何度も経験を繰り返す⇒その都度結果を評価・記憶⇒「世界の意味」を潜在的に作り出す
●(まとめ)無意識とどのように付き合っていけばいいか?
無意識と寄り添って生きる
1)意識的に監視・制御しすぎようとせずに、ある程度無意識を信頼して、おまかせする
2)ただし「無意識の絶え間ない影響」は自覚する
無意識を耕す:経験と睡眠
1)経験自体を味わう:「○○のための経験」をあまり重視しすぎずに、経験そのものを楽しむ
2)果報は寝て待て:睡眠を充分にとる
意思の力で成功しない時には好機の到来を待つほかない(ゲーテ→「ゲゲゲの女房」の茂のセリフ)
<雑感>
講義室はほぼ満員の状態で、圧倒されました。講義の中で、映像を見ながら実験(クイズ形式)に参加して、「なるほど!」と納得しました。心理学とは実験から答えが導き出されるのですね!
わかりやすい説明でした。
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